施術理念について
この度は当院のサイトを訪れていただき、ありがとうございます。
操体おおほり癒養院 院長 大堀 亮造(おおほり りょうぞう)です。
体を整えることで「本来の自分」を取り戻すサポートをすることです。
その手段として操体法の施術を行っています。
理念がよく分からないまま通院するのと、しっかりご理解されてから通院されるのでは、得られる効果や回復のスピードがまったく違いますので少々おつき合いいただけると幸いです。
私が操体施術を通してあなたにお約束する理念は次の5つです。
- 気持ちいいことをすれば治るという自然法則を学んでいただきます
- 自然体(本来の自分)を取り戻していただきます
- 体の面白さを知っていただきます
- 定期的なメンテナンスでベストコンディションを維持していただきます
- 自己調整法を習得していただきます
1.気持ちいいことをすれば治るという自然法則を体感していただきます
操体法は「気持ちのいいことをすれば治る」という自然法則を治療的に使わせていただいています。操体法を創始された橋本敬三先生は「気持ちのよさだけを教えろ。治すことまでは関与するな。治すのはご本人の身体にお任せしなさい」と言われています。この言葉がまさに操体法の施術の在り方を説いています。
体は治して欲しいのではなくて、あなたに理解して欲しいのです。
操体の施術では「気持ちいいかどうか?」を体に聴き分けていきますが、あなた自身が体の声を謙虚に聴く訓練をしていくことで、体が訴えていたこと、体にとって必要なこと、今の自分がやるべきことなどがわかってきます。
英語のヒアリングと同じです。最初は何を言っているのかわかりませんが、体の声も聴き続けていると少しずつわかっていくのです。
体の声を聴き、体が望むことを実践してあげることで、体との信頼関係が取り戻されると症状は自然と改善していきます。これが自然の法則なのです。
操体法=体を自由に操り、幸せになる法則と私は考えています。
2.自然体(本来の自分)を取り戻していただきます
ここでいう自然体とは、何も考えなくても無意識に自然と美しい姿勢になっていることを言います。 その状態こそが本来の自分です。「自然体の作り方」というような話もありますが、自然体というのは無意識に自然とできているからこそ自然体なのです。簡単に言うと、「〇〇さんは姿勢が美しいですね〜」と他人から言われるようになれば、自然体ができている証拠と言えるでしょう。
私は操体と出会ってことがきっかけで自分で体をコマメに整える習慣がついて、いつの間にか他人から「姿勢がいいですね」「立ち姿が綺麗ですね」と言われるようになっていきました。
具体的に自然体とはどんな状態かというと以下の通りです。
- 体の中心軸・センターが明確であること
- 三つの軸(前後・左右・回旋)の歪みがないこと
- 体のどこにも痛み、凝り、違和感がないこと
- 立っていることそのものが気持ちいいと感じられること。地球とバランスが取れている状態
- 地に足がついていること
- 上虚下実であること。すなわち、上半身は力が抜けてリラックスしており、下半身(下丹田)が充実していること。重心が下腹(下丹田)に在ること
- 気持ちが落ち着いており、安心していること。平常心であること
- その場に応じて臨機応変に対応できるニュートラルな状態
そもそも日本人は外国人とは違い、日常生活そのものが鍛練となっていました。 床に座る生活、正座やあぐら、着物、家の中での裸足、草履や下駄、腰帯、鉢巻、襷などなど。昔は「肚の座った人」に重要な仕事を任せていました。
体は嘘をつきません。立ち姿にその人の内面的な強さや美しさが現れるのです。 だからこそ、江戸時代に日本の侍を初めて目にした外人達がその姿勢や態度に驚いたのです。
ところが今の日本人は生活がすっかり西洋化してしまいました。日本人なのに日本人本来の体を失い、かといって西洋人の体にもなりきれない中途半端な状態に陥っているといえます。
私は武道をやっている中で操体と出会って衝撃を受けました。操体の施術を受けたとき、生まれてはじめて武道をやる上で、基本とされている「自然体の状態」を実感できたのです。 実は武道の技はいくら練習しても、ベースとなる体ができていないと全くできないものなのです。誤魔化しが効かない世界です。
日本人が本来持っていた自然体になることで本来もっている力が発揮できます。私のところで操体を受けることで体の動きが変わり、声が変わり、入賞したり、結果を出せるようになった人はたくさんいます。
また、特別に武道やスポーツなどをしていない普通の人であっても操体の施術を受けた直後は自然体の状態に戻ることを発見しました。
もちろん、操体を1回受けただけでは自然体の状態は定着しませんが、定期的に通いながら整った状態を体に再教育していくことで文字通り、自然に体が整った状態=自然体が普通の状態になっていくのです。
プロのバレエダンサーや武道の先生であっても腰を後ろから押すとフラフラ状態の人が多いのですが、操体の施術を定期的に受けている普通の主婦の方が押されてもまったくビクともしないという現象が起きます。
体が柔らかいということや激しい動きができるということと、地球とバランスがとれていて気持ちよく立てるということはまったく意味が違うのです。
武道の世界では常識ですが、地球に対してまっすぐ立っている人の方が強いのです。社会の中でも同じです。人間はその空間の中で一番まっすぐに立っている人の影響を受けるようになっているのです。
コミュニケーションにおいて自然体であることは、他人の信用を勝ち取り、安心感を与える最強の武器となるのです。 もうあなたもご存じの通り、言葉よりも態度や姿勢や動きの方が相手の無意識に与える影響は大きいのです。
残念ながら、左右差のある歪んだ体、猫背などで姿勢が悪い人はそれだけでもう説得力がないのです。まさに一目瞭然です。
ですから、親、先生、講師、指導者にとって自然体であることは必須条件と言えるでしょう。さあ、あなたも操体施術を通じて日本人が本来持っていた自然体を取り戻してみませんか?
3.体の面白さを知っていただきます
私の施術はイメージで喩えるならば、ディズニーランドのアトラクションのようなものです。私の役割はジャングルクルーズの船長、ナビゲーター、ツアーガイドみたいなものです。体という小宇宙(ミクロコスモス)の冒険の旅にあなたと一緒に出発するとイメージしてみてください。
「自分の体ってこんなに歪んだ状態だったんだ・・・知らなかった!」
「えっ、こんな簡単なことで痛くなくなるの?すごい!」
「へぇ〜不思議〜こんな体験初めて!面白い!」
という驚きと感動を味わっていただきます。
施術中はできる限り、「気持ちいい!」「面白い!」「またやってみたい!」と思っていただけるよう心がけています。
まずは「体って面白い」と思ってもらうことで自分の体そのものに興味・関心を持ってもらえれば、自然と早く改善していくのです。
4.定期的なメンテナンスでベストコンディションを維持していただきます
実は人間の行動モチベーションは優先順位として1.目の前の痛みを無くしたい
2.目の前の快楽を手に入れたい
3.将来の快楽を手に入れたい
4.将来の痛みを無くしたい
となっています。
要するに、多くの人が真っ先にお金を払うのは「目の前の痛みを無くすこと」であり、「今すぐ痛みを取ってくれたらそれでいい」「また痛くなったときにだけ通う」という考え方の人がほとんどです。でも、この考え方しかない人はずっと不健康を繰り返しています。
反対に、「将来の痛みを無くす」という考え方を重視する人は予防目的でメンテナンスとして通い続けます。
成功している人ほど未来の自分のために、体への自己投資を怠りません。
防災のために水と食料を備蓄する考え方と同じですね。まさに「備えあれば憂いなし」なのです。
ところで、当院では自分で治す方法を教えていますので、「自分で治せるようになったら、もう通わなくてもいいのでしょうか?」という質問をよく受けます。
もしかしたら、「自分ひとりで完璧に治せるから、もう通う必要がない」と思うかもしれませんが、それは素人考えというものです。
プロの目、プロの手で細かい体の微調整、メンテナンスをすることで未然に事故を防ぐことができるのです。
私もギックリ腰をやったときは、7〜8割ぐらいは自分で治せてしまいますが、微調整はちゃんと信頼できる治療家の先生に施術してもらうようにしています。その方が回復が早いのです。
車を持っている人は分かると思いますが、安全に運転し続けるためには定期的なメンテナンスが必要です。家族とドライブしている最中に急にブレーキが効かなくなったり、動かなくなってしまったら困りますよね?
毎日コキ使っているあなたの体にもプロのメンテンスが必要です!
車は壊れたら部品の交換ができますが、体はいったん壊れると交換ができませんし、買い替えもできません!ですから、壊れてからでは遅いのです。
当院には80代女性のお客様でメンテナンス通院されている人がいます。
この人はどこも悪くないし、痛くないけれど、2週間おきにずっと通ってくれています。最初は不思議に思って「どうしてどこも悪くないのに通うのですか?」と聞いたことがあります。
すると、「どこか悪くなったら見つけてもらえると思って・・・」と言われたのです!
「なるほど!こういう考え方だからこそ、どこも悪くない状態で元気に80代まで過ごせているのだなぁ〜」と感銘を受けた次第です。
定期的にメンテナンスして予防すること、ベストコンディションを維持することの価値を知っていただきたいと思います。
小林 千加史様 (東京) 損害保険の営業(症状)首凝り、肩凝りで体が痛くてしょうがない ※6か月間 月に1回継続的に通っていただいた感想
●北田 和博様 (東京) 美容師(症状)左の五十肩 ※4か月間 月に1回継続的に通っていただいた感想
●東谷 裕人様 (東京) 清掃業(症状)清掃の仕事による慢性的な腰痛 ※4か月間 月に1回継続的に通っていただいた感想
5.自己調整法を習得していただきます
定期的なメンテナンスで体への興味・関心が高まってきたあたなには、常に良い状態を維持できるように、自分でも体の歪み、痛み、凝りなどを改善できるようになっていただきたいと思います。ここで自分で体を調整するために必要な考え方をお伝えします。
「体は子供と同じ」
体の精神年齢は0歳〜6歳。要するに体は子供なのです。
子供が喜ぶこと=褒める、認める、共感する、触る、なでる、抱っこする、遊ぶ、話を聞く、かまってあげる・・・などをすることで改善していくのです。
これを知っていると回復が早まります。筋肉、神経、骨格、ツボ、経絡、チャクラなどで治そうとしても素人ではなかなか難しいですが、子供の機嫌をとるのと同じだと思えばシンプルだし、なんだかできそうに思いませんか?
体は神様から借りた大事な馬だと思ってみてください。
騎手のあなたには自分の体を守り、育てる義務があるのです。
そもそも私がなぜ操体法にハマったかというと自己調整法として大変優れていたからです。
もちろん、健康度が凄く悪い人がいきなり自分で治すのは難しいですが、定期的なメンテナンスを受けている人であれば教えたことがすぐに実践できるはずです。私がこの10年かけて身に着けた効果的な自己調整法をあなたの体に合わせてオーダーメイドで出し惜しみなく教えていきます。
当院では治してもらうために通うだけではなく、最終的には自分一人でも治せるようになるために通って欲しいのです。
次回までに家でやって欲しいことを宿題として毎回お伝えしていきますので、通いながら自分の体と対話する習慣を身に着けて欲しいのです。
そして、さらに自己調整法を究めたい人は「一人操体講習会」(マンツーマンで3時間のプレイべートレッスン)を受講してみてください。
- 気持ちいいことをすれば治るという自然法則を学んでいただきます
- 自然体(本来の自分)を取り戻していただきます
- 体の面白さを知っていただきます
- 定期的なメンテナンスでベストコンディションを維持していただきます
- 自己調整法を習得していただきます
この5つのことを操体施術を通じて少しでもあなたに実感、理解していただけると大変嬉しいです。
私は施術を通じて、体だけでなくてあなたの人生がより豊かになることを意図して関わっていきたいと思っています。
そんな一風変わった施術院ではありますが、施術理念を理解していただければ幸いです。
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大堀 亮造(おおほり りょうぞう)- ■ご予約お申込み
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